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あっちもこっちもブーメラン

3次元の無限の可能性、さぐってみます

第7回「おたくとリア恋」~その3:推しとおたくの関係性編~

おたく 対談

※はじめましての方はまずこちらから。


boomerang.hateblo.jp


かりん:さてはて無事に「その3」まで突入しました。今回は「推しとおたくの関係性」について考えてみようかと思います。今回は「リア恋ではない層」「かつてリア恋だった層」からのご意見ももりもり盛り込んでます!
まずは、リア恋をしている方に「配偶者や恋人はいる?」という質問をしまして、結果がこちらです。


Q.あなたに配偶者もしくは恋人はいますか?
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Q.その方と推しのどちらかを選べと言われたらどちらを選びますか?(対象57人)
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かりん:これも言い訳補足をすると「推しとどちらかを選べ」の定義がぼやっとしていたな~という話なんですが。
優子:それでも「推し」って回答してる人が一定層いるんだね、これはでも確かにかりんちゃんが言ってる通りに「現場」としてなのか「恋人として」なのか気になるところだ。
ミナミ:確かに「彼氏の誕生日と推しのイベントが被ったらどっちに行く?」 と「もし今推しに付き合ってほしいと言われたら彼氏とどちらを取る?」だとまた違ってくるかもね。
なつき:迷わず推しを選ぶって人はすごいな~。私だったら怖くて選べない!推しとのその時点での関係性だったり取り巻く環境だったり状況にももちろんよると思うけど「私騙されてない……!?」って思っちゃいそう(笑)。
優子:おたく騙して何になるんだって話だけども(笑)。

かりん:あと個人的に凄く胸がアツくなったご意見で50代以上で推しの事も10年以上応援してる方が「自分は結婚してて、推しも結婚してて、それでも推しが家族の事を楽しそうに話してるのは辛い」ってのがあって……ああこれぞまさにというか。
優子:あーーでもなんかそこまでいくと、もう「叶わないからこその美しさ」みたいなものは…勝手に感じてしまうね……。
ミナミ:SNS等で既婚者の推しが嫁自慢をするだけでもつらいのに「普通のファンが『夫婦可愛い~!』的なコメントをしているのを見てさらに病む」って回答もあったけど想像しただけで胸が痛いよね、私なら生きていられない……。「殺せ!今ここで私を殺せ!!」って気持ちになる。
でも推しもそこそこいい年齢だったら 家族の話すんな!とは言えないし、むしろ世間はそういうエピソードを求めてるのだろうからそれが理解できる人ほど苦しいと思う…。

なつき:リア恋じゃなくても推しが結婚したら複雑な気持ちになる人はいっぱいいるよね……。「ファンなのにお祝いできないとかどうなの?」っていう論争みたいなのがどうしても起こっちゃうイメージがある。そこにさらにリア恋っていう感情が重なってきたら……。うっ、想像したらつらくなってきた……。
かりん:なつきさん生きて!!つらくなりすぎてる!!!!
優子:確かに彼女が出来たり結婚したりすると、少なからず価値観は変わるから「今までの推し」ではなくなってしまうのは確かだし…。推しの中で仕事よりも大切なものが出来てしまったら、自分もモヤっとしてしまうかもしれないよね。
ミナミ:あ~それはあるなあ。だから決して「彼女がいるのを祝福できないからリア恋」という訳ではないと、私は思うけども。
かりん:確かにね~。「今まで見てきた推しじゃなくなる瞬間」っていうのは他にも色々キッカケあるだろうけど、理由としては大きいものだもんね…。
さて、うっかり話が盛り上がりましたが、次からは否リア恋層の546人に伺った質問です!



Q.あなたが「リア恋おたく」になる可能性はありますか?
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Q.その回答を選んだ理由

  • 感情に絶対はないから(可能性は高い)
  • 過去にリア恋していた事があるから(可能性は高い)
  • リア恋ではないけれど「こういう人と付き合いたいな」とは思ってしまうので(ないとは言い切れない)
  • なりたくない!と思ってる部分があるから(ないとは言い切れない)
  • 人生何が起こるかわからないので(ないとは言い切れない)
  • そもそも魅力を感じて推しになったので(ないとは言い切れない)
  • アイドルはファンタジーだから(絶対にない)
  • あくまでもその職業をしている推しが好きなので(絶対にない)
  • 恋愛感情とは別の気持ちで応援してるから(絶対にない)
  • 恋人(or配偶者)がいて恋愛面はその人が大事なので(絶対にない)


かりん:絶対ないの理由で「腐女子なので自分が関わるのは考えられない」っていうのも面白かった、それはあるかもしれない。推しと同じ世界に飛び込みたい人がいる中で、別の世界だからこそ好きです!って回答は多かったです。
優子:あと「応援してるのは男性だけど恋愛対象は女性」という女性や、「男性が苦手」というような回答もあって色々びっくりした!そうかそういうパターンも勿論あるよね。
かりん:性別的な話は後の質問でも出てくるんだけど、「推し」という概念もまた性別に囚われてないのかな~と思って凄い感心している…。
なつき:私は「腐女子」っていう視点にもあまり馴染みがなかったからこの回答けっこうびっくりした。自分はあくまで透明人間的に外の世界から推しを眺めているっていう視点なんだ。勉強になります。
ミナミ:「自分は見るのが好きなだけで関わりたいわけではないので(絶対にない)」という回答は結構多かったね。「神だと思ってるので」って回答もこれに近いものがあると思っていて、結局推しの生きる世界と自分の生きる世界が同一世界線じゃないと思ってる人は絶対に交わることはないよなぁと。
優子:ちなみに私もそれ!神だと思ってるわけじゃないんだけど推しは推し。ライブ行けて楽しめて、接触の時に楽しく過ごせたらそれでいいから「絶対にない」かな?まず恋愛対象として興味がないから…(笑)。
かりん:でも、優子ちゃん意外とリアルな側面の話するの好きだよね。
優子:入れ子構造が好きっていうか、推しがアイドルやってない時もアイドルだとは思ってないの。「アイドルを演じてる○○くん」みたいな所にはそれはそれで興味がある!ただそこを無理に追求したくはなくて、でもたまに見えるそこに高まりを見出したりして~みたいな。
なつき:私は「アイドルは人間」として捉えるタイプだから推しのことも「あくまで普通の女の子なんだ」と思って接してるかな。
今はそういう感情ないけど「友達になりたい!アイドルとして出会わなかったらなれたかもしれないのに!」って思ったことはあるから、こういう感情ってリア恋に近いのかもしれない。リア恋おたくになる可能性はないって言い切れないタイプかも……。
かりん:「おたくとして出会わなかったらを考え始めたら手遅れ」っていうのはわりと良く……言ってる……(笑)。



Q.仮に推しから「付き合って欲しい」「結婚して欲しい」と言われたらどうしますか?
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その他のご意見

  • 気持ちはとても嬉しいが自分が相手に釣り合うとは思えない
  • おたくと距離を取れない人は嫌いなので降りる
  • おたくとしてどうこうではなく、恋愛対象として好きではないので
  • 現実世界での理想の相手ではないから断る
  • 自分の存在がバレたら推しの価値を下げそう(活動に支障がでそう)なので断る
  • おたくと推しが付き合う事のリスクを説明した上で、それでもと言われたら流される自信はある


かりん:ちなみに優子ちゃんはどっち?
優子:私は絶対に断る!!!推しは推しとして好き!!!でも「私と結婚しないと芸能活動をやめる」って言われたら婚姻届にハンコを押してしまうかもしれない……。
かりん:脅迫じゃねえか。その他の回答を見てると単純に「恋愛対象ではない」という方が多くて、後はおたくと推しが付き合う事のリスクを気にして断るという方も結構いた感じかな~。
ミナミ:前に「なんでそこで自分の利益や自分の気持ちより、推しの利益や気持ちを優先するの?推しを大事にするのはあくまでも彼の家族や彼女や友達の役割であって、いちファンは与えてもらえたらそれでOKじゃない?推しのことを気遣いだしたらそれはもうファンの域じゃないのでは?」と言われた事があったんだけど。
なつき:確かに…う~~ん、でも「これを言ったら迷惑かな?」と思って接触のときに言葉を選んだりすることはあるけれど……。それとはまた違うレベルの話だよね。自分の選択によって推しの未来が変わるなんてそんな状況普通じゃありえないし……。
ミナミ:一般的には趣味って自分が楽しむためのものじゃん。けど“芸能人が好き”という趣味って対人間だから奥が深くて、こじらせればこじらせる程「見ているのが好き!楽しい!」っていう一方的な受身の愛から、「この人のために、何かをしたい(これはしないであげよう)」みたいな自発的な愛に変わっていくイメージがあるんだよね。
自分の気持ちではなく推しを基準に考えてる人たち、それはもうおたくの一歩先を行ってる…よね…?
かりん:確かにそうなってくると最早生半可な気持ちではないというか、そういう愛の形だよなあ……。
優子:あと「学歴厨だから無理」に笑っちゃったんだけど、この回答した人は推しが高学歴だったらOKだったのかな…。
ミナミ:でも学歴が違ったら今の推しは推しじゃないかもしれないよね…。
かりん:深くなってきた。
なつき:自分だったらどうするかなって考えたんだけどたぶん普通に付き合うし、もう徹底的に隠し通して完璧にして普通に現場にも行き続けるかもしれない(笑)。チャレンジャーすぎるかな?ぶっちゃけここは推しの賢さにもよる!
優子:架空の推しと付き合う話になってきた!?(笑)



Q.推しについて「リア恋」ではないあなたのスタイルを教えてください。

  • 神様
  • 尊敬や憧れ
  • 子供、孫(自身は見守っている)
  • 芸能人としてのコンテンツ(あくまでも自身はおたく)
  • 友達感覚
  • 宗教、教祖
  • 生きる糧、生きる指針
  • 世界の中心
  • 夢、希望
  • 趣味、娯楽
  • 美術品、彫刻、芸術品
  • 目に見えるけど、手の届かない存在
  • ペット、ふれあい動物園
  • 投資対象
  • 研究対象
  • 物語の登場人物(自分はそれを読んでいる傍観者)
  • 別次元の存在(推しは3次元)
  • 精神安定剤エナジードリンク
  • 孫娘(推しは男性)
  • 贅沢なごはん


かりん:「神様、教祖的憧れ系」「自分にとって手に届かない存在系」「親戚や近所のおばちゃん系」「壁のシミとして見守る対象系」なども多かった印象です!他に皆さま気になるものは?
優子:「アイドル育成認知ゲーム」「会いにいける神」パワーワードすぎた。
なつき:「犬の妖精」が凄い気になったんだけど、これは役とかなのかな…。
かりん:段々大喜利みたいになってるな!?そんなこんなな皆さまのスタイルはどんな?
ミナミ:私は「芸能という仕事をしているけど自分と同じ人間」だと思ってる。
優子:私は結構回答が多かった「孫とか子供」みたいな感じかな~。そういうかりんちゃんは?
かりん:うーん、思春期の娘。
ミナミ:あれ、今女子ドル追ってるんだっけ?
かりん:いや?成人男性の話かな???女の子も応援してる人いるけれど、それはそれでまた違うしなあ~。
優子:……さて、なつきさんは!!!?
なつき:私は「推しとおたく」って人間関係の中でもかなり特殊だと思ってて、ほかのものに言い換えられない距離感があると思うんだよね。基本的には絶対に交わらないけどだからこそ生まれてくる関係性ってある。だから「好きなアイドル」としか表現できないかなあ。どうしても言い換えるとしたら「大切にしたい存在」かな。
ミナミ:圧倒的正論…。というか「推しとおたく」っていう関係性が本来なら正しいんだよね。
優子:確かに。他の肩書きでくくろうとするのが間違ってるんだけれど、でもその「推しとおたく」でも別の価値観を持ってるから、こうやってこんなに意見が割れるんだろうな~って。
かりん:そうだね~。とにかく「人それぞれ推しへの価値観は違うからくくるな!」って感じかな…(笑)。
そんなこんなで上記までが否リア恋派の方達の意見なんですが、次に過去リア恋層の66人にはこんな質問をしてみました!



Q.今もおたくをやっていますか?
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Q.現在の状況になった理由を教えてください。

  • 自分自身に恋人や配偶者が出来た
  • 推し自身に恋人や配偶者が出来た
  • 推しが引退した
  • いざ本人を目の前にしたら「相手も普通に生きてる人間なんだ」と線引きが出来た
  • ラブシーンを見た瞬間に現実に戻った
  • 気がついたら気持ちが自然と落ち着いた
  • リア恋を越えて信者になった
  • 他に応援したいと思える存在に出会った
  • 推しとは別でリア恋の対象が出来た
  • 純粋にコンテンツが楽しめなくなってしまい、そちらを大切にしたかったから
  • 自分の独占欲で推しの迷惑になってしまうのが嫌だったので
  • 嫉妬深くしているよりも同担と仲良くなったらそちらが楽しくなったため
  • 実際に現実で関係性が出来たためおたくをやめた
  • 繋がった瞬間に「推し」が消えてしまい、自分の中の矛盾に耐えられなくなった


かりん:これも「現実的にどうしようもなくなった系」「現実を見た・他に大切な人が出来た系」「推しの事を考えて自分の存在を否定した系」「おたくの側面を捨てた系」に分かれた感じでした。
ちなみに、一応前の質問の理由として聞いたんですけど、結果的に大差がなかったので一覧でまとめてみました。
優子:「繋がった瞬間に推しが消えた」ってのはあるかもね~。人前に立ってる時がプライベートの面じゃないからなあ。それがあるから私は逆にプライベートは見たくないってか、現場にいる時は「すっとぼけてたい」感じかも。あえて追求しないっていうか。チラ見程度はカモン。
ミナミ:実際にプライベートな仲になると多かれ少なかれ「思ってたのと違った」は起こると思うから、片想いでいい=成就に繋がる行動はしない派の人は夢を持ち続けててもいいけど本気で繋がりたい人はどんなことが起きても動じないくらいの心構えはして挑まないとアカンね…。
なつき:女子ドル界隈でもいわゆる繋がり厨のピンチケ(笑)、みたいなのってよくいるけど、そういう子たちってどこがゴールなのかなって思ってた。
繋がり厨は繋がるまでのゲームみたいな人もいると思うけど、そうじゃないのに繋がった瞬間に思ってたのと違った!って思っちゃうのなんかすごく切ない……。
ミナミ:なつき先輩!ピンチケってなんですか!若手界隈の情弱です!!!
なつき:あ!そうか!(笑)えっと、由来とかは色々あるんだけど、ざっくり言えば「民度が低い若手のおたく(アイドルと同年代)」みたいなニュアンスで取って貰えたら!
かりん:勉強も出来る対談!(笑)

優子:なんかさ、本当に夢は夢だと思ってるタイプのおたくもいるじゃない。そういう人も私は好きだけど。でも私は「人間に夢を見せて貰ってる」と思ってるから裏側があるのは知ってるし、そこは別にいいんだけど、じゃあ首突っ込むなら今までを失う覚悟はないとダメだと思う。
あと、矛先がそれるけどそれを知りたくない人に教えようとするのもダメ。だってそこを目指してる人ですらこうやって心が折れてるんだから、知りたくない人に言ったら余計に心折れるでしょ。
かりん:確かにね~。だから「リア恋は勝手にして欲しいけどマウントがうざい」とか「出待ちで得た情報をSNSに書くな」って意見も沢山出てきちゃうわけだしね。
今回は「推しとおたくの関係性」について考えたけど、「リア恋おたくと否リア恋おたくの関係性」としても考えなきゃいけないところは沢山あるのかもしれないな。
優子:住み分けさえ出来てれば、もっと「リア恋キモイ!」って層は減ると思うな~。
ミナミ:何に対してもそうだしすごく当たり前すぎることなんだけど「人は人だし自分は自分、自分で首突っ込んだことは全部自分の責任」って考えがしっかりしていれば推しの事以外のそれに付属してくる部分(対おたくとか)で無駄に傷ついたり苛々したりすることも減るのに……。でもなかなかそうもいかない現状があるのが難しいよね。自分だけ地に足ついてても、周りがやんややんや言ってきたらノンストレスではいられないし。
なつき:それはそうだよね、普通におたくやっててもインターネットから入ってくるノイズって多いし。
かりん:SNS社会の闇だ!!違う!!!!
ミナミ:なんか前の話にも共通してるんだけど、結局おたくしてるとというかひとつのことひとつの世界にどっぷり浸かりすぎると誰でも視野が狭くなってきちゃう、それはある意味仕方のないことだと思う。
でも一歩引いて考えてみたら、そういう推しの事と直接関係はない部分で悲しくなったり苛々してるのってすごく無意味で勿体無いことだし楽しめないんじゃなんの意味もないじゃん。もう全てのおたくと絶対不可侵条約結びたい。

かりん:安定のおたく達なので話が壮大になってきました!そんな感じで本日はこの辺りで!
次回「その4:ゴールはどこだ?」編を今しばしおまちください!


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